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金魚と仲間たち

金魚の産卵

金魚を長く育てていると、次の世代を残してみたくなることがあるでしょう。プロの高級なキンギョでなくても、自分の育てたキンギョが増えるのは、キンギョに対する理解が深まり、「育ててよかった!」と思えることでしょう。自信がついたら、キンギョの魅力を多くの人に伝えて欲しいのです。ここでは金魚の産卵についてお話しします。

卵から育てるということ

金魚(ヤマダ)
たとえば、今家にいるキンギョが、大きくなってから家に来たとします。長く飼っていると、「このキンギョの小さい頃は、どんなだったのかな?」と思うことはありませんか?そんなとき、金魚の産卵によって、稚魚から育てることができます。必ず親とそっくりになるとは言い切れませんが、愛着のあるキンギョが子を産み、次の世代へとつながっている様子は感動するかもしれません。
猫(サカモト)
だけど、僕ら猫は食べちゃう。
ヤマダ
正直、人間がキンギョを食べた歴史があるわけですから、しかたがないと思います。今はおいしい食べ物がたくさんあるから、キンギョを食べることがないだけで。
ロボット(ロボ)
食物連鎖(しょくもつれんさ)ッテヤツダナ。
ヤマダ
まあ、金魚は人間に作られた魚ですから。増えるか増えないかも、人間によって決まるんじゃないでしょうか。

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産卵の準備

金魚の準備

ヤマダ
金魚を繁殖(はんしょく)させるには、前年の秋から、金魚の数をそろえておきましょう。メス1:オス2の割合で数多く用意しておくと、それだけ繁殖の確立も高くなります。ここで注意したいのは、質の良いキンギョから質の良いキンギョが生まれるかというと、必ずそうではない、ということです。作りたいキンギョをイメージして、個性が現れている金魚を選ぶのが良いんですね。
サカモト
思いっきり人間がペアを作るんだね。
ヤマダ
でもまあ、相性がありますから、相性が悪いとなかなか卵ができません。

育て方

ヤマダ
繁殖させようと思ったら、秋から栄養をたくわえ、春に備えます。金魚に冬を感じさせることで、産卵がスムーズになります。メリハリをつけることは、病気の予防だけでなく産卵行動を促すことになるんですね。
サカモト
産卵って体力使いそうだもんね。

オスとメスのちがい

ヤマダ
繁殖ができるオスには、前年の秋ごろから胸びれのあたりに「追い星」と呼ばれる点が現れます。
ロボ
格好イイナ。
ヤマダ
繁殖期になるとえら蓋まで広がります。このほかにオスとメスの区別をするには、生殖孔の形やおなかの硬さで判断することができます。メスの生殖孔は丸くて大きく、おなかがやわらかいのが特ちょうです。オスの生殖孔は細長くて小さく、おなかが硬いのが特ちょうです。オスとメスは一緒に育てても別々に育てても問題ありません。けれど、別々に育てておいたほうが、オスの体力の消耗を少なくおさえることができます。
サカモト
メスをいっぱい追いかけちゃうんだね。

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金魚の産卵

産卵の方法

ヤマダ
春になると、いよいよ産卵行動がはじまります。メスは産卵場所を探すようになりますし、オスはメスを追いかけるような行動をとります。最初はオス同士に見られる行動でも、やがてメスも追いかけっこをするようになります。産卵方法には、自然産卵と人工授精の2つの方法があります。
サカモト
どっちの方法を選んだらいいんだい?
ヤマダ
養殖をする人は、自然産卵をさせますが、高級な金魚を増やすことを目的としている人は、人工授精を行っています。飼い主さんがどう育てたいかで、決まってくるでしょう。

自然産卵

ヤマダ
自然産卵は、水草などをセットして、自然に近い環境の中で産卵することをいいます。まず、産卵用の水槽を準備します。産卵用の水槽には、新しい20℃の水に、やわらかい水草を束ねて浮かべ、これを巣にします。床には卵をキャッチするための網をしいておきます。20℃近くになったら、産卵させてみましょう。前日の夕方にオスとメスを産卵用の水槽に移します。次の日の明け方には産卵が始まります。産卵が終わったら、金魚を取り出し、それぞれ元の水槽で休ませます。産卵後は水を取り替えて孵化(ふか)を待ちます。
サカモト
産卵しない場合は?
ヤマダ
産卵しない場合は、相性が良くなかったり、まだ若いことが考えられます。3日たっても産卵の様子が見られなかったら、ペアを換えてみるのが良いでしょう。

人工授精

ヤマダ
人間の手助けによる産卵は、短い時間ですむことや管理しやすいこと、受精率が高いというメリットがあります。けれど、人間が管理するわけですから、金魚の好きにはできません。ストレスがかかることもあらかじめ知っておいてくださいね。人工授精の方法は、広い容器を用意し、メスから卵を産ませます。一面に卵が広がったらすぐにオスの精子を全体にかけます。
サカモト
ロボットはどうやって増えるんだい?
ロボ
博士ニタノムト、1週間クライデデキテル。
サカモト
卵生(=卵で生まれること)でも胎生(=胎児で生まれること)でもないみたいだね。

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卵の孵化

卵は20℃の水温で、だいたい5日くらいで孵化します。孵化までの日数が短くても長くても、ちょっと変わった形の稚魚が生まれやすくなります。稚魚は2〜3日の間、自分のおなかにある栄養をとりこみます。その後、泳げるようになったら餌を食べるようになります。このとき、何をどう与えるかによって、稚魚の一生が決定するともいわれています。最も良いのはミジンコ。ミジンコが手に入らなかったらブラインシュリンプが良いでしょう。生きた餌の栄養は、金魚の骨や尾びれを作ります。成長に合わせて大人の金魚と同じ餌に変えていくのですが、体の基礎は稚魚のうちに作られるんですね。

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